(5月20日~5月26日)


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米マイクロソフトがカーンアカデミーとの提携を発表。AI家庭教師機能を米国内の教育関係者に無償提供。

5月22日

カーン・アカデミーは2008年に設立された米国の非営利の教育団体で、15年に渡り無料のオンラインコースを全世界に公開してきました。今回マイクロソフトとの提携の軸となるのは、カーン・アカデミーが現在公開している「Khanmigo(カーンミーゴ)」というAIシステムです。

Meet Khanmigo: Khan Academy's AI-powered teaching assistant & tutor

Khanmigoは、教育者向けのサポート機能と、学習者向けの家庭教師機能を備え、特に学習者向けの機能はいわゆるAI家庭教師として、生徒がわからない部分を相談するとAIが手順や考え方を教えてくれるシステムとして、すでに6万5000人以上の生徒を支援してきたといいます。

今回の提携の軸となる教師向けサポート機能は、教師の授業計画の立案や、授業に興味関心を示すようになるためのきっかけ作り、生徒の成績情報を元にした分析などをサポートするものとなっています。

カーン・アカデミーの発表によれば、教師の労働時間の50%が授業の「準備」に当てられており、今回の提供によりその時間が大幅に削減されると期待をしているとのことです。

これまでも機能自体は有償で提供されてきましたが、今回、マイクロソフト社と提携することで、米国内の教育関係者に無償で提供することが可能になったということです。

日本でもこうした教育のDXは叫ばれ続けているもののなかなか前に進む速度が遅い印象。こうしたAIを活用した業務効率化の動きは日本でも強まっていくでしょうか。注目です。