【5月14日】
OpenAI社によるGPT-4oの発表翌日、GoogleはGoogleI/O(グーグル アイオー)と呼ばれる年次の開発者会議を開催しました。講演の最初にはスンダー・ピチャイCEOが登壇し、同社の生成AIモデル「Gemini」の進化について言及。この日の内容もGemini一色となりました。
中でもEA総研の注目するのは、Geminiの教育的活用方法。同社のジョシュ・ウッドウォード氏の登壇の中で、Geminiを使って息子が物理を学ぶ様子を紹介しています。
出典:下記リンクの動画より
特に注目すべき点として、ウッドウォード氏がAIに、息子の好きなバスケットボールの例をだして物理法則を説明するようにAIに問いかけると、AIは実際にバスケットボールを例にした解説を行っていました。
前日のOpenAI社の「GPT-4o」と同様に、Google社の「Gemini 1.5 pro」もマルチモーダル(=複数の形式、文字だけでなく音声等が組み合わさった形式のこと)のAIであることを強調しており、音声での会話形式であることが、教育への活用において重要と考えられていることがわかります。
マルチモーダルなAIの進化が、社会に実装される日は遠くないように思いますが、現実の学習のシーンにおいてどのような使われ方をするのかは、まだまだ議論の余地があるでしょう。Google社の動きにも引き続き注目です。
会議全体の内容はこちらから(字幕付き、ウッドウォード氏の講演は14:30から)
https://www.youtube.com/live/XEzRZ35urlk?feature=shared
【5月13日】
GPT-4oの発表の後、すぐにChat-GPT上でもGPT-4oの利用が可能となりました。すぐに多くの人々がGPT-4との違いを探るため、実験的な使い方をあらゆる確度から試みています。